「おしん」の再放送(boku)

1983年(昭和58年)放送の朝ドラ「おしん」が、リアルタイムで見たことがない40代以下の世代の間でもブームになりつつあるそうです。
現在NHKBSプレミアムで「なつぞら」の前の時間(7時15分~)に放送中です。
私も毎日見ています。
36年前ですから私も30代前半の年齢、バブル景気の前夜にあたる時代です。
当時はすごい人気で平均視聴率は50%以上(歴代朝ドラのトップ)ということでした。
だいたいの内容は知っていましたが、毎日テレビを見ていた記憶はありません。
NHK朝ドラの得意とする「動乱期を生き抜く女性の物語」の中でも最も貧しく、厳しい生活を描いたドラマと言えます。
おしんは1901年(明治34年)生まれという設定であり、放送が開始された1983年当時は同じような苦しい生活を体験した年代の人達も多かったことから、このドラマが共感を得る要素が大きかったものと思われます。
若い年代にも人気がある理由について、niftyニュースに次のような記事が載っていました。
「最近の朝ドラはかなり好調ですが、その”テイスト”と「おしん」の作風は全く違います。簡単に言えば「おしん」は非常に重くて暗い。それが新鮮なドラマとして受け止められ、SNSで話題になっているのでしょう」(番組制作関係者)
2つの対照的なドラマがお互いに相乗効果をもたらしているのだと思います。

ドラマの出演者、小林綾子、泉ピン子、田中裕子、伊東四郎、乙羽信子、中村雅俊、渡瀬恒彦、小林千登勢など、当たり前ですが、みんな若い。小林綾子は「なつぞら」にも出ていますね。

NHKの朝ドラなんて学芸会みたいだとバカにして以前はほとんど見なかったのに、今では毎日楽しみにしているのは、年のせいか、毎日が日曜日になったせいかな?