「ピッキング」この仕事を始めて(M.K)

「ピッキング」この仕事を始めて半年が過ぎました。始めたきっかけは、家の近くで知らない世界に触れて、少しの小遣い稼ぎができる、という軽い気もちからでした。ところが今では週2回一日4時間のこの日が待ち遠しくさえ感じられるのです。

「ピッキング」とは倉庫から指定された商品をピックアップしていく仕事のことを言います。ピッキング作業の前後には商品の入荷、仕分け、梱包などが行われて最終的には注文者の住所に出荷されることになります。

私が担当しているのは仕分けで、指定された商品を約60ヶ所の出荷先に分配します。扱う商品は食品で、いずれもご飯のお供に欠かせない漬物、梅干し、らっきょなどです。具体的な方法は、商品のバーコードを読み取りAIの指示に従い手作業で店別容器に仕分けるというものです。

例を挙げます。

まず商品のバーコードを読み取ると機械の音声で「福神漬け総数765個、7番15個」と指示されます。それに従い大容量ケース内の福神漬けを7番の店別容器に15個入れ店のバーコードを読み取ると「OKです」「10番8個」と次の指示があり、今度は10番の店別容器に8個入れ店のバーコードを読み取る、という具合です。

入れる容器を間違えると「違います10番8個です」と優しく指摘してくれます。もっとも初めは「チガイマス」が変に強く聞こえ意地悪く感じたものです。しかし今は素直にありがとうと思えるようになりました。

この仕事を今まで楽しく続けられているのは

1.初心者でもすぐに覚えられる

2.機敏な動きが求められ、筋トレ効果が期待できる

3.単純作業でも毎回注文内容が違うので飽きない

4.動きやすい服装が最適なので普段着OK

5.スタッフ一同がご飯のお供を中心に集結している

以上によると考えられます。
居心地の良さを頼みに、まずは一年間続けてみようと思う今日この頃です。