4月の交流会「要介護度を下げられた」(2018.4.15)

冬の寒さで体調崩す
 4月の交流会の参加は9人でした。冬からここ数回、常連さんの欠席が続いています。Yさんは足の小指骨折や軽い肺炎などが続き、Nさんは体調不良との連絡。久々に来られたMさんも1月の大雪の時から眼振やふらつきが出て、2月には手の指が動かなくなったそう(今は回復しています)。3月は眼振は収まったけれども動くものを見ると気分が悪いので運転を控えていたそうです。寒さの厳しい冬は健常者でも体がこわばり血行が悪くなりますので、この病気への影響はみなさん大きいと思われます。

要介護2だったのが1に
 近況報告の中で気になったのがHさん。12月から4ヶ月間入院していました。体力は落ちませんでしたか?と聞くと、まじめにリハビリをやっていたので変わらないとのことでした。しかし困ったことに介護保険の更新で、要介護度が「要介護2」から「要介護1」に下げられたのだそうです。
何ということでしょうか。この病気の身体症状は不可逆性で進行を遅くすることしか期待できないはずなのに、介護認定審査会は改善が見られたという判断をしたことになります。車イスで一人暮らしのHさんはこれまで受けていた介護サービスが減らされることを心配していました。

何が原因か
 この春の介護報酬改定時には介護認定調査のしくみや内容は変わっていないそうです。専門家による審査会がこの病気について認識不足というのは考えたくないので、これまでの「要介護2」が実際より重く判定し過ぎていたので正した、ということなのでしょうか。あるいはHさんが更新時の質問項目に対し、以前の回答より良くなったと答えたのでしょうか。
 いずれにしても現在の介護サービスで成り立っているHさんの生活が壊されるのは防がなくてはなりません。

変更申請をやろう
 こんな時、介護認定が実際と違うと感じた場合は、認定の不服申し立てや変更申請を市町村の介護保険課に申し出ることができます。
 手続きはケアマネさんがやってくれます。Hさんがんばれ!(S・M)