今年を振り返る (boku)

4年前の年末にも「今年を振り返る」というタイトルでリレーエッセイに投稿させていただきました。
その時の内容をを見ると
週2回の休肝日を設けたこと、わかち会のメンバーとの山登り、娘(三女)との同居生活の復活などについて書いています。
休肝日は今も継続しています。山登り(山歩き)は年齢によるものとコロナの影響のせいにして休止状態です。三女は結婚したため、再び独りでの生活になりました。

前回の投稿から1年後の2019年12月頃から始まった新型コロナウイルスの感染拡大は現在も続いており、「毎日が日曜日」の平凡で穏やかな生活も、少なからず変化せざるを得ませんでした。
コロナウイルスワクチンの5回接種、マスクの着用、アルコール消毒などは自分自身を守るためでもありましたが、家族や周りの人に迷惑をかけないとの意識を強く感じました。

5年前の妻との別れ以後、自分が今後独りでいかに生きていくかを考えつつ日々を過ごしてきました。既婚の娘が3人おります。それぞれが家族を持ち、生活を守っていかなければなりません。時には援助を求めなければならないこともありますが、基本的には私一人でも生きていくという覚悟が必要であると思います。そのためにはもちろん少しでも長く健康を維持することが必要になってきます。

今年11月、悲しい知らせがありました。東京に住む、大学1年の時からの親友との別れです。
彼を含めた7人で2年ごとにミニ同窓会と称して温泉旅行等を続けてきました。今年は私が幹事で10月に富山の温泉で1泊しました。
彼も参加を楽しみにしていましたが、旅行予定日の半月ほど前に検査入院するとの連絡がありました。旅行前に退院するので、体調がよければ宿泊は無理でも日帰りで参加したいとのことでした。しかし旅行の2日前に、やはり体調が回復しないので今回は欠席するとの電話がありました。次回は必ず参加したいとの希望を語ってくれました。
旅行から帰った翌日に、今回の旅行中に撮った馬場島からの剱岳の写真をグループのLineに送りました。その時の彼からの返信が最後の対話になるとは思ってもみませんでした。
旅行から半月後の朝、奥様より電話がありました。彼が早朝に亡くなったという知らせでした。

 

現在は介護する家族がいないので、会の皆様のお役に立てる体験や情報をお伝えすることがなかなかできませんが、今後もできる限り側面からお手伝いできることがあればと考えております。
また、このリレーエッセイやLineなどを通じて対話することで今後の生活の糧にしていきたいと思います。