4か月ぶりの出席
今月の交流会はいつものサンシップとやま。
妻の出席は6月の総会以来で、じつに4カ月ぶりなのです。
7月の交流会の直前、自宅で洗濯中に前のめりに転倒し顔面を強打。腫脹は2.3日で収まりましたが、皮下内出血による大きな痣で人前に出られない形相となりました。
8月、ようやく痣も収まり、楽しみにしていた飛騨高山の交流会の前日、今度は後ろ向きに転倒し、悲鳴を聞いて駆けつけると後頭部からかなりの出血。扇風機カバーの留め金で傷ついたようで、やむなく交流会はドタキャンとなりました。
そして8月下旬、今度は横向きに転倒、その際に全体重が利き腕の右手首にかかりました。
整形外科のレントゲンではヒビが入っているという診断でした。ヒビと言っても立派な骨折、ギプス固定が約1カ月続きました。結果、9月の交流会も欠席となったわけです。
みなさんの近況報告が始まりました。
トイレに間に合わないことが多くなった
痙性対麻痺のMさん、膝から下の拘縮がすすんで一番困っているのは、トイレに間に合わないことが多くなったことだそうです。クルマで出かける際に途中で尿意を感じた時のために、自分用の「車イスでも使えるトイレマップ」を作っている、とのこと。そこから話題が広がり、以前は「障害者用トイレ」だったのが最近は「多目的トイレ」となって、使用中のことが多くなったとか、長く待たされた挙句出てきたのはまったく普通の人だったとか。またコンビニのトイレが良くなったと言われるが、そのほとんどが狭くて障害者には使いづらいとのこと。
転倒対策の工夫
妻の連続転倒の話には、みんな口をそろえて「しょっちゅう転んでるよ」「ケガしないのが不思議なくらい」「振り向いたらダメよ」だそうで。この病気は転倒が避けられない、ならば如何にケガしないようにするか。その方法を身に付けるしかないようです。
ある患者向けの講演会で、ドクターが「上手な転び方」をお話されたそうです。バランスを崩したら、無理に踏ん張ろうとしないでなるべくお尻から落ちるようにする、背中を丸める、両手を抱え込む、顎を引いて頭を下げる。ようするに体を丸くすることを普段から練習して体に覚えさせようというわけです。柔道の受け身の練習のようなものですね。
これから寒くなるので、頭部を守るヘッドギアやキャップ、ヘッドバンドなどもつけやすくなります。ぜひ自分に合うやり方で、転倒によるケガを防止したいものです。
障害者が使用することを想定していないサンシップの和室
午前中のヨガ教室にも参加しました。会場は3階の和室です。いつも感じていることですが、メイン廊下を曲がるととたんに手すりがなくなります。
廊下の奥にある畳部屋への上り口に車イスをつけ、Nさんは上り口の柱を抱えて車イスから立ち上がろうとしますが、柱がグラグラ動くのでとてもやりづらい、というか危険ですらあります。というのはその柱は装飾で本物と違い固定されていないのです。かといって他に掴まるところはありません。サンシップは障害者のための施設なのに、和室は障害者にはとても使いづらいのです。
飾り柱を撤去して突っ張り棒を設置するなど、障害者が使いやすいようにする対策を望みます。(S・M)